内容紹介脳卒中片麻痺者への装具療法は歩行の改善に効果がある。しかし,たとえリハ室での訓練はうまくいったとしても,装具との付き合いはそれだけでは終わらない。訓練時間外や生活期でも装具に関係するさまざまな問題が生じうる。そのような事態に遭遇したとき,どのように対応したらよいだろうか。本書は臨床勤務の理学療法士,作業療法士,義肢装具士,リハビリテーション医向けに,装具作製の支給制度や装具の選定基準,装具のオプション部品の活用,訓練時間外での使用方法,生活期での装具不適合,着脱や外観など,さまざまな「盲点」に着目して,どのような「工夫」ができるかを解説する。加えて,最新の股関節装具,体幹装具,上肢装具にも言及し,装具療法の幅を広げ,リハビリテーションに新たな視点をもたらしてくれる1冊である?