ハワイアンスピルリナスピルリナとは、藍藻類に分類される海苔の一種で、特異なラセン状をし、濃緑色の単細胞微細藻類で、約35億年前に地球上に誕生した最古の生物です。60種以上の栄養と成分でできていると言われています。東洋酵素化学のスピルリナパシフィカR(ハワイアンスピルリナ)は、世界で初めて海洋深層水(水面下600m以上)を利用し、培養されたスピルリナです。深層水は地球を数百年かけて循環し、高い水圧を受けて栄養分が熟成され溶け込んでいるため、生物が驚くほど早く生育します。また、海水中には細菌がほとんどなく清潔でスピルリナの培養には最高の条件をそなえています。ハワイ島は世界で最も早く海洋深層水の研究が始められ、また、空気がとても澄んでいることから世界中の天文台が集中している場所でもあります。太陽光を必要とするスピルリナの培養は屋外オープンで行われるために大気の安全性は必要不可欠で汚染のない清浄な大気は品質を高め安心と信頼を与えてくれます。スピルリナの特徴
たん白質の含有量が 70%に達することもあり、構成するアミノ酸のバランスが非常に優れている良質のたん白質でもあります。
ビタミンやミネラルの種類が多く各栄養素がバランス良く含まれています。スピルリナは重要な微量金属(ミネラル)である Se、Zn を有機体(たん白結合型)として、含んでいます。クロレラに比べ消化吸収性が良いのでスピルリナの有効成分の利用効率は高くそれは健康食品として欠かせない要件でもあります。カロテンや葉緑素(クロロフィル)を始め緑黄野菜としての成分(ビタミン、ミネラル)が含まれるので、食べにくいとされる野菜を簡便に摂取することができます。スピルリナの抽出液には乳酸菌の増殖効果があり、未知の成長促進物質の存在が認められます。必須(不可欠)アミノ酸のバランスが良い体の中では生理的に必要とされるそれぞれのアミノ酸の理想的な比率が決まっています。アミノ酸からできるたんぱく質はこの理想の比率にどれだけ近いかを示すプロテインスコアでたんぱく質の質の良し悪しが評価されます。
ほとんどのビタミンを含みますビタミンは人の体内で合成できない(イシトールは合成できる)ため、食べ物から摂らなくてはなりません。但し、人の腸内に住みついてる腸内細菌は大腸菌も含めてビタミンを合成(すべてではありません)していますから、人はそれらの一部を利用しています。野菜は多くのビタミンを合成しますが、たん白質はほとんど造らず、またビタミンB12も造りません。しかしスピルリナパシフィカはビタミンB12を含めほとんどのビタミンが含まれています。但し、ビタミンCだけはスピルリナの生物特性として生合成する機能をもっていません。他のスピルリナ食品からは摂取しにくいミネラルスピルリナパシフィカには鉄、カルシウム、マグネシウム以外にも微量で働く重要なミネラルがたくさん含まれています。豊富な有色成分、緑黄野菜として十分な条件を備えていますカロテン含量を基準にすると、スピルリナ20粒(4g)はそれぞれの野菜の量に相当します。ニンジン 大・・・1個ホウレン草・・・2.5束キャベツ・・・25個分
乳酸菌の増殖因子Enterococcus faecalis Kazama Lactobacilus acidopfilus Toyoを通常の肉エキスやペプトン牛乳カゼイン培地に0.5%添加することにより、乳酸菌数は顕著に増加します。スピルリナが健康補助食品に脚光を浴びるまでの歴史世界で最初に人工的に培養を始めたのはフランス国立石油研究所で1962年のことです。1967年にアジスアベバ(エチオピア)で開催された応用微生物学会の国際会議で、ベルギー及びフランスの微生物学者らによって、たん白と高栄養価について発表されたことが大きな話題を呼びました。1973年、微生物たん白に関する第2回国際会議、さらに1974年国連の世界食糧会議にも続々登場し一躍世界の脚光を浴びるようになりました。以来、ヨーロッパでは健康食品として一早く活躍してきました。一方、日本では1970年まで全く知られていませんでした。71年から工業的な培養実験が行われるようになりました。米航空宇宙局(NASA)では、食糧利用としての他にスピルリナの生態系を利用して、宇宙空間におけるO2供給源としての活用も研究されています。クロレラと比べスピルリナは我国よりもむしろ米国、ヨーロッパでの注目度が高く、主たる消費地となっていますが、我国でも安全性は勿論、その効用は多くの大学や研究機関で研究されています。