2007年のラ・コンセイヤントが入荷しました!
近年、ラ・コンセイヤントの評価は非常に高く、ヴィンテージによっては、高騰してしまっています。
しかし・・・2007年は、パーカー氏が88点を付けた事でとってもリーズナブル。
ラ・コンセイヤントはポムロルの中でも個性があるワインで、エキゾチックな印象もあれば、
クラシカルな印象もある、ファンが偏るワインだと思います。
良いヴィンテージを買おうとすると・・・高くて手が出ませんが、
2007年は本当にお値打ちで購入する事が出来ます。
自分の好みか確認するためにも、是非、一度お試しいただければと思います。
結構、穴馬的ヴィンテージだと思います。
<シャトー情報>
格付け:なし
畑の位置:ポムロル Pomerol およびサン=テミリオン St.-Emilion
所有者:S.C. デ・ゼリティエ・ニコラ S.C. des Heritiers Nicolas
面積:12ha
平均樹齢:40年
ブレンド比率:メルロ70%、カベルネ・フラン25%、マルベックとプレサック5%
密植度:5000〜5500本/ha
平均産出量(過去5年間):47hl/ha
平均年間総生産量:5000〜6000ケース
平均年間生産量:5000〜6000ケース
育て方:発酵は温度調節されたステンレス鋼の発酵槽で3週間。
マロラクティック発酵の後、オーク樽に移されて21ヵ月間熟成。
新樽は90%。
清澄処理されるが、濾過処理はされない。
現在の格付けの評価:メドックの第二級に相当する品質
飲み頃の続く期間:ヴィンテージによるが5〜20年
<一般的な評価>
非常に高く評価されているポムロルのシャトー、ラ・コンセイヤントは、このアペラシオンで
最もエレガントでみずみずしく、おいしいワインのいくつかを生産している。
ニコラ家の所有するラ・コンセイヤントは、1980年代の大半のヴィンテージで輝かしい成績をあげてきた。
ブドウ畑はポムロルの東寄り、レヴァンジル、プティ=ヴィラージュ、ヴィユー=シャトー=セルタンの隣で、
サン=テミリオンとポムロルのアペラシオンのちょうど境界という、すばらしい位置にある。
事実、この区域の粘土と鉄分の鉱床が混じった深い砂利質土壌は、ラ・コンセイヤントと隣の
レヴァンジルだけでなく、道路の向こう側にあるサン=テミリオンの2つの偉大なシャトー、フィジャックと
シュヴァル・ブランにも共通して見られるものである。
ラ・コンセイヤントは細心の注意を払ってつくられたワインで、ステンレス・タンクで醸造され、
オーク樽で熟成される。
新樽は毎年90%だが、1989年と1990年はオークの新樽が100%採用された。
ワインのスタイルはペトリュス、トロタノワ、ラフルール、あるいはセルタン・ドゥ・メイのスタイルほど
力強くはないが、これらのシャトーよりしなやかで、もっと早飲みのスタイルである。
ラ・コンセイヤントは瓶詰めされてから数年間は良好に見えそうもないので、私は自分の評点の修正をするだけで、
いつもこれを低く評価してきた。
最終的な到達点よりも幼児期の方が軽く見えるのは、カベルネ・フランの比率が引き上げられたことに
よるのかもしれない。
最近のヴィンテージは一般的に6年から8年以内で完全な飲み頃に到達する。
高く評価された、時には深遠な趣のあるラ・コンセイヤントは高価なワインで、通常は大半のメドックの
第二級シャトーよりも高い値段で売られている。
講談社 『BORDEAUX ボルドー 第3版』より抜粋。
<パーカーポイント 89点>
この巨大でジューシーでスパイシーなポムロルは、桑の実、ラズベリー、スミレ、甘草、
ハーブの味わいと香りを示している。
ミディアムボディで、円やかで、魅惑的な、先行的なスタイルで作られたこのワインは、
7〜10年の間で飲む必要がある。
飲み頃の続く期間:2010〜2020年
Wine Advocate #188 (2010-04-27)より抜粋。
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種類 赤ワイン
格付 A.O.C. ポムロル グラン・クリュ
生産地 フランス/ボルドー/ポムロル
品種 メルロー、カベルネ・フラン
味わい フルボディ
容量 750ml