内容紹介心理援助の専門職としての基本的な態度,知識や技能をいかに身に付けていくかは,本書の姉妹編である『心理援助の専門職になるために――臨床心理士・カウンセラー・PSWを目指す人の基本テキスト――』で詳しく述べられました。こうした基本を身に付けたのち,実際に専門職として働くことになるのは学校や病院,施設,行政,団体組織,企業といった,社会的な場である臨床現場です。そこで必要となるのがコミュニティ,組織,集団,家族などの社会的なシステムと関わっていくための実践的な態度,知識や技能なのです。本書は,実際の社会的場面において援助職に求められる,こうした専門性を高めることを目的としています。コミュニティや組織の中でどのような働きが求められ,どういった役割を果たす必要があるのかが,アウトリー?